知的生産の技術 [山]

 梅棹忠夫さんが亡くなった。90歳というので、もうそんな年だったのかと思う。と、考えてみれば、知的生産の技術を書いた時にはすでに50歳に近かったんだなあ。

 高校の修学旅行で国立民族博物館に行ったことがある。当時は最新鋭の博物館だったのだが、あまり興味がなかったため、あっと言う間に見終わった気がする。

 例にたがわず、京大カードを大量購入して使ったこともある。

 しかし、この「知的生産の技術」の肝は、ダヴィンチの手帳の話だろう。他の技術的なことはさすがに40年以上もたつと、古さを感じる部分もでてくるが、この最初の章にかぎっては、「知的好奇心」が人間にある限り古くなることはないと思われる。

 何度となく読み返し、ある事情があり大量買いをしたこともある。

 現在のハウツーものの元祖といってもよいかもしれないが、元祖であるが故のしっかりしたものを持っている名著。

 梅棹先生のご冥福を祈りたい。

 
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