ベクレルとシーベルト [物理]

新聞でベクレルとシーベルトという単位がよくでてくる。
しかし、その違いがいまひとつわからなかったので、ウィキペディアを中心に調べてみた。
(関連してグレイも必要なのでそれについても)

1.ベクレル
放射能の量。Bq。
毎秒ごとに原子核が崩壊する量。
1秒で1つの原子核が崩壊して放射線をだす放射能の量が1ベクレル。
「370Bqの放射性セシウム」という表現ならば「1秒ごとに370個の原子核が崩壊して放射線を発する」の意味。当然全体の量によって変わる。

2.グレイ
放射線の強さ。Gy。
同じベクレル数の放射能があっても、放射性物質の種類や距離によって、受ける放射線の強さは変わる。これをグレイで表す。
物質1kgあたり1J(*)の吸収があったとき、1Gyと表す。
(*ジュールはエネルギーの量。102gの物体を1m持ち上げる仕事に相当するエネルギー)

3.シーベルト
生体への被爆の大きさの単位。Sv。
グレイに放射線ごとに異なる係数をかけたもの。(放射線荷重係数)(*)
(*α線(20)β線(1)γ線(1)X線(1)中性子線(5~20)など)
1Gyのα線を受ければ、1×20で20Svとなる。

今朝の新聞に
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海水から1リットル当たりヨウ素40.5~59.1ベクレルを検出した
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とあったが、
これは、「海水1リットルの中に1秒当たり40.5~59.1個の原子核の崩壊が見られるような放射性ヨウ素があった」という意味なのか。

ついでに
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2号機の原子炉建屋から・・・・毎時15ミリシーベルト程度の放射線量が確認された
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とあったが、
これは、「1時間受けていたら15ミリシーベルトとなる放射線が出ていた」という意味なのか。

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野菜から1キログラムあたり8300ベクレルの放射性ヨウ素を検出した
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ということは野菜(正確にはそれについた放射性ヨウ素)が放射能を持つということなのか。

つまり、外部被曝をはかるにはシーベルトに、内部被曝(の可能性)をはかるにはベクレルに注目すればよいということかな?

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0320&f=business_0320_028.shtml
もわかりやすい。
http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-03-22
はベクレルをシーベルトに換算していてめんどうですがわかりやすいですよ。
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