父と暮らせば [本]

井上ひさし

原爆の後、生き残った娘が、死んでしまった人々に対しての申し訳なさに
自分が幸せになることを拒む。
きっと、幸せになりたいという気持ちはとても強いはずなのに
それと同じか、あるいはそれ以上に「自分だけが幸せになっていいのか」という
想いにとりつかれる。

テーマは「夕凪の街・桜の国」と同じものであるがあまりにも違う最後。

ゆったりとしたユーモアに包まれながら、けっこう深刻な内容の話が続いていく。
この父親ではないが、私自身もこの娘に幸せになってほしいとつい思ってしまう。
そんな話。
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