水泳の練習十則(末広厳太郎) [スポーツ]
水泳の練習十則(末広厳太郎)です。
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正しいトレーニングによって体を作れ。
体を作ることを忘れて、いたずらに技巧の習得を努めても決してタイムは上がらない。
体と泳ぎとを作ることを目的とする基礎練習と、レース前の調子を作ることを目的とする練習とを混同してはならぬ。
レース前になって、むやみにタイムばかり取る様な練習は最も悪い練習である。
肉体的にも精神的にも、いたずらに精力を消耗するだけのことである。
むやみに力泳するよりは、水に乗る調子を体得することが何よりも大切である。
スタートとターニングとの練習は、泳ぎそのものの練習より大事だと思わなければならぬ。
一つ一つのストロークを失敗しないように泳ぐことが、最も良いタイムを得る方法である。
レース前の練習に当たっては、毎夕毎朝、体重を測れ。
もし朝の計量において体重の回復が十分でないことを発見したなら、練習の分量を減らさねばならない。
スランプは精神よりはむしろ体力の欠陥に原因していると思わねばならぬ。
レースまぎわに体を休ませるつもりで力泳を控えることは非常に危険である。
体を休ませるために練習量を減らしたければ、力泳をせしめつつ、その分量を減らすようにせねばならぬ。
休ませるつもりでフラフラ泳がせると、調子が壊れてしまう。
あがるくせのある選手にいくら精神訓話を与えても、何もならない。
いかなる場合にも、体を柔らかくして、水に乗って泳げるように徹底的に練習させ、くせづけてしまうことが何より大事である。
良き練習は良きコーチによってのみ行われ得る。
しかし、コーチのみに頼って自ら工夫することなき選手は上達しない。
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(1939年日本水泳連盟機関紙「水泳第64号」より)
いやー。すばらしい!
ちなみに末広巌太郎氏は初代水泳連盟会長。
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正しいトレーニングによって体を作れ。
体を作ることを忘れて、いたずらに技巧の習得を努めても決してタイムは上がらない。
体と泳ぎとを作ることを目的とする基礎練習と、レース前の調子を作ることを目的とする練習とを混同してはならぬ。
レース前になって、むやみにタイムばかり取る様な練習は最も悪い練習である。
肉体的にも精神的にも、いたずらに精力を消耗するだけのことである。
むやみに力泳するよりは、水に乗る調子を体得することが何よりも大切である。
スタートとターニングとの練習は、泳ぎそのものの練習より大事だと思わなければならぬ。
一つ一つのストロークを失敗しないように泳ぐことが、最も良いタイムを得る方法である。
レース前の練習に当たっては、毎夕毎朝、体重を測れ。
もし朝の計量において体重の回復が十分でないことを発見したなら、練習の分量を減らさねばならない。
スランプは精神よりはむしろ体力の欠陥に原因していると思わねばならぬ。
レースまぎわに体を休ませるつもりで力泳を控えることは非常に危険である。
体を休ませるために練習量を減らしたければ、力泳をせしめつつ、その分量を減らすようにせねばならぬ。
休ませるつもりでフラフラ泳がせると、調子が壊れてしまう。
あがるくせのある選手にいくら精神訓話を与えても、何もならない。
いかなる場合にも、体を柔らかくして、水に乗って泳げるように徹底的に練習させ、くせづけてしまうことが何より大事である。
良き練習は良きコーチによってのみ行われ得る。
しかし、コーチのみに頼って自ら工夫することなき選手は上達しない。
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(1939年日本水泳連盟機関紙「水泳第64号」より)
いやー。すばらしい!
ちなみに末広巌太郎氏は初代水泳連盟会長。
タグ:末広厳太郎
2011-12-10 20:47
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