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今頃、瀬古は走っている・・・ [スポーツ]

週刊現代1月21日号 P.181

「おれたちの住む延岡(宮崎県)が雨でも、瀬古が住む東京は晴れている。それなら今頃、瀬古は走っているに違いない」

宗茂が語ったライバルへの思い。
そんなライバルをもった人は幸せですね。

この話、いつか聞いたことがあるような気がする。
ただし、私は現役時代の瀬古さんは、なんかずるい気がして好きではなかった。
伊藤国光さんとか、イカンガーさんとか好きでした。
さらに古ければ、フランク・ショーターさんとか。

競馬は興味ないのですが、メジロイーグルという馬も好きでした。
(話題がすっかり変わってしまった・・・)

全盛期のイチロー伝説 [スポーツ]

http://blog.livedoor.jp/chihhylove/archives/6475105.html

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イチローの中学時代の成績がヤバイ
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 国語→5
 社会→5
 数学→4
 理科→5
 英語→5
 音楽→4
 美術→5
 保健体育→5
 技術→5
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という記事の中で

40番目に全盛期のイチロー伝説というのが載っている。
おもしろい!

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全盛期のイチロー伝説
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・3打数5安打は当たり前、3打数8安打も
・先頭打者満塁ホームランを頻発
・イチローにとってのホームランは内野安打の打ちそこない
・先頭打者サイクルヒットも日常茶飯
・9回裏100点差、チームメイト全員負傷の状況から1人で逆転
・ワンバウンドも余裕でヒット
・一回のスイングでバットが三本に見える
・バントでホームランが特技
・打席に立つだけで相手投手が泣いて謝った、心臓発作を起こす投手も
・ホームランでも納得いかなければサードベース踏まないで帰ってきてた
・あまりに打ちすぎるから牽制球でもストライク扱い
・その牽制球もヒット
・ピッチャーを一睨みしただけでボールが二遊間に飛んでいく
・試合の無い移動日でも2安打
・バット使わずに手で打ってたことも
・自分のホームランボールを自分でキャッチしてレーザービームで投げ返す
・内野ランニングホームランなんてザラ、2周することも
・一塁でアウトになってからベンチに帰る方が早かった
・ウェイティングサークルでヒット打った
・打球キャッチしようとしたピッチャーと、それを受け止めようとしたセカンド、ショート、センターの選手ともどもスタンドインさせた
・観客の韓国人のヤジに流暢な韓国語で反論しながら背面キャッチ
・グッとガッツポーズしただけで5点くらい入った
・スイングでハリケーンが起きたことは有名
・湾岸戦争が始まったきっかけはイチローの場外ホームラン
・ライトの深い位置から三塁線のスクイズも処理してた
・ボーリングの球を楽々ホームランにしてた
・自分の打球に飛び乗ってスタンドまで行くというファンサービス
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采配 [スポーツ]

落合博満

至極あたりまえのことが書いてある。
たぶん、この本を読んだ人が「はじめて聞いた!」というようなことはないのではないか。

落合さん自身がこの著書で述べているように、「シンプルな指導こそ、耳を傾けよ」を実践している感じである。

実績を残した人だから、説得力がある。
しかし、決しておもしろい本とはいえないのかもしれない。

この本の中でとても印象に残った箇所が2箇所あった。

ひとつは、54ページから56ページにかけてのところ。
卓球の水谷選手が、自身のブログで、トップランナーとして走っていくことの苦しさを語っていたが、
「ぜひ、その水谷選手に読んでほしい」と思った箇所。
実績を積んだ人には周りの人は何も言えない。
しかし、それでもあえて本音を言ってもらうよう努力するというところ。

もうひとつは、コーチに声をかけるところ。
「どんなに遅くなっても、練習している選手より先には帰るなよ。最後まで選手を見ていてやれよ」
涙腺が弱くなっているのか、なぜかとても印象に残った。

中日のオーナーが落合さんを全面的に支援すれば、川上監督のような存在になれたのに、とつい思ってしまうような本だった。

というわけで、あたりまえのことしかかいてなくて、それほどおもしろい内容ではないけれど、とてもいい本。

可能であれば、一般向けの内容はすべてけずって、野球の監督としての話をさらに具体的に書いてもらえば、もっとおもしろかったのに、と感じました。



水泳の練習十則(末広厳太郎) [スポーツ]

水泳の練習十則(末広厳太郎)です。

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正しいトレーニングによって体を作れ。
体を作ることを忘れて、いたずらに技巧の習得を努めても決してタイムは上がらない。

体と泳ぎとを作ることを目的とする基礎練習と、レース前の調子を作ることを目的とする練習とを混同してはならぬ。
レース前になって、むやみにタイムばかり取る様な練習は最も悪い練習である。
肉体的にも精神的にも、いたずらに精力を消耗するだけのことである。

むやみに力泳するよりは、水に乗る調子を体得することが何よりも大切である。

スタートとターニングとの練習は、泳ぎそのものの練習より大事だと思わなければならぬ。

一つ一つのストロークを失敗しないように泳ぐことが、最も良いタイムを得る方法である。

レース前の練習に当たっては、毎夕毎朝、体重を測れ。
もし朝の計量において体重の回復が十分でないことを発見したなら、練習の分量を減らさねばならない。

スランプは精神よりはむしろ体力の欠陥に原因していると思わねばならぬ。

レースまぎわに体を休ませるつもりで力泳を控えることは非常に危険である。
体を休ませるために練習量を減らしたければ、力泳をせしめつつ、その分量を減らすようにせねばならぬ。
休ませるつもりでフラフラ泳がせると、調子が壊れてしまう。

あがるくせのある選手にいくら精神訓話を与えても、何もならない。
いかなる場合にも、体を柔らかくして、水に乗って泳げるように徹底的に練習させ、くせづけてしまうことが何より大事である。

良き練習は良きコーチによってのみ行われ得る。
しかし、コーチのみに頼って自ら工夫することなき選手は上達しない。
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(1939年日本水泳連盟機関紙「水泳第64号」より)

いやー。すばらしい!

ちなみに末広巌太郎氏は初代水泳連盟会長。
タグ:末広厳太郎

Number 781 メンタルバイブル [スポーツ]

「20人のアスリートが明かす心の整理術」という名前で
・長谷部誠
・青木宣親
・白鵬
・高橋尚子
・福見友子
・木村沙織
・金田久美子
・本橋麻里
・寺川綾
・船木和喜
・大西将太郎
・西口文也
・竹内洋岳
・内山高志
・張本勲
・松井章圭
・釜本邦茂
・高木豊
・羽生善治
というわけで???あれれ?19人?
(もしかしてトルシエも数に入っている?)

印象に残った言葉
竹内洋岳さんp.60

 どうして命をかけて登山をするのかって言われます。登山というと、傍らに死があると思っている人が多いらしいんですけど、死はごく普通にみんなにもあるんです。
 傍らに死があるというよりは、登山は死が見えやすいという方が適切かもしれませんね。町の中にいたら死があまり見えないだけですよ。

江夏の21球 [スポーツ]

西本幸雄監督はきっとノーアウト満塁になった時点で勝ちを確信したのではないか。
NHKの再放送で28年ぶりに流された「江夏の21球」。
山際淳司さんのノンフィクションを元に、残っていた映像に野村さんの解説を交えたもの。

あの場面をリアルタイムで見た(といってもテレビでだが・・・)者にとっては、やっぱり感動・・・かな。
野村監督の若かったこと!
とはいえ、山際さんの文章にはかなわない?!

エデン [スポーツ]

近藤史恵

サクリファイスの続編。
サクリファイスとならんで、テーマは「継承」

サクリファイスのときにも思ったのだが、どうしてこんなによみやすいのだろう。
ツール・ド・フランスをめぐる物語。
サクリファイスと違って、「いやーな奴」というのがでてこなくていい。
ツール・ド・フランスというものがどんなものかまったく知らないので、たぶん知っている人はもっとどきどきしながら読むのだろう。しかし、まったく知らない私もとても楽しめた。

<登場人物>
ミッコ・コルホネン
ニコラ・ラフォン
ドニ・ローラン
白石誓
(+只野深雪)

<ジャージ>
マイヨ・ジョーヌ(総合優勝)黄色
マイヨ・ブラン(新人賞)白
マイヨ・グランペール(山岳賞)赤玉

と書いても、みなさん、何のことかわかりませんよね。

コーチのためのジュニアサッカー 指導法と練習メニュー [スポーツ]

池田書店 島田信幸 三森ゆりか

よくあるサッカーの指導法の本。のように見えるが、中身は大変おもしろい内容になっている。
この三森ゆりかさんという人は、つくば言語技術教育研究所の所長で、言語技術の指導をしている方だそうだ。

スポーツなどでコーチをするとき、身振り手振りなどはあるものの、最終的に「どのような言葉で伝えていくか」に悩んだ人は多いことだろう。
つい先日、あるスポーツで日本一になったチームのコーチから、練習内容もだけれど、その時の言葉かけが大切だという話を聞いた。
また、別のある日本一の選手を育てたコーチは「言葉の勉強をするために、自分の娘の学校の授業参観に、(自分の娘の様子を見るためにではなく)先生の話し方を勉強するために参加したことがある」と話されていた。
いろいろなことを教えたい、伝えたいと思うときには、ことばというのはとても重要な道具になる。

この本では、その練習の時にどんな言葉かけをすればよいのか、ということが、具体的に書いてある。

例えば(コーチからのインターセプトで、戸惑う選手に対して)

○くんどうしたの?
コーチにカットされた。
どうすればよかったと思う?
逆回りすればよかった。

こんな声かけはNG
パスコースを切られたんだから、逆回りにすればいいだろ
次に出す位置に人がいなければ、そこを飛ばしたり、ドリブルしてもいいだろ

このような感じだ。

少し、経験のあるコーチなら言葉かけの大切さはわかっているだろうが、今まで、このような指導書はなかった。
画期的といってもいいと思う。

なお、第3章で「考える力を伸ばす言語技術」という項目があり、これなど、サッカーや指導などにまったく関係のない人もコミュニケーションのために役に立つのではないかと思わせるくらいの内容である。

闘将 [スポーツ]

吉田安夫

全国大会100回以上の優勝を誇る吉田安夫先生。
高校の競技でいろいろな種目があるだろうが、
全国大会100回以上と言うのは吉田先生以外にいないのではないか。

この本は、吉田先生の精密な記憶をもとに、
熊谷商業
埼玉工大深谷
青森山田
の3校での、記録をまとめてある。

たぶん、この本を読む人びとは
「どうやったら、吉田先生のチームのように常勝チームをつくれるのか」
という視点で購入していると思う。
しかし、この本にその答はまったく載っていない。
やたら人名が多いのもこの本の特色である。

先日、初めて、学校へ行こうの青森山田での吉田先生の様子を見たが、
吉田先生、とてもおもしろかった。

この闘将。
だれがデザインしたのか知らないが、最低の表紙である。
表紙が、最初にでてくる白黒写真くらいかっこよければ
この本はまちがいなく売れている。
いったいどういうつもりでデザインしたのだろうか。
ほんとうにあきれる。

内容は、どうやったら強くなれるかという疑問に答えるものではないが
しかし、吉田先生を尊敬する人にとっては
とっても大切な一冊になることだろう。

話は変わるが、今、青森山田はいろいろな種目で全国大会で活躍している。
その基礎を作ったのは、卓球の吉田先生にちがいないと思っているが、
実際のところどうなのだろうか。

教える技術 [スポーツ]

日本実業出版社編
1500円

この第7章に武田建さんというアメフトの監督が書いた
持てる力を大きく伸ばすコーチ学という話がある。

武田さんはアメリカンフットボールのコーチとして有名な方で
心理学の専門家らしい。

印象的な項目を挙げておく。

・人間的温かさをもとう
・細かいことを大切にする

他にも印象的なフレーズはあったのだが、今回はこの2点にしぼる。

これと別に、一番よかったのは
「パスコースのチェックリスト」というもので、
とても具体的で、参考になった。

物事は具体的であればあるほど、
種目や内容は違っても参考になるということがよくわかる。

武田さんは、これとほぼ同じ内容を、もっと量を増やして
「コーチング読本」という本にまとめてある。
これも大変、よい本だが、
しぼりにしぼったこの第7章は
とてもコンパクトですばらしい。
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