或る映画を見てある人がどう考へるかという云ふことについて

 タイトルは「谷山豊全集」から。

 谷山豊は「たにやまとよ」って読むって知っていましたか。というか、谷山豊さん自体を知らない人が大半か・・・。

 もちろん、数学を勉強した人は知っているのかもしれませんが、私はサイモンシンさんの「フェルマーの最終定理」を読んで、実質知りました。で、興味がわいたので買ってみたら、まず値段が高い!(8400円!)それから「難しい!」というか、まったくわからなかった。「なんで、こんな本を買ってしまったんだろう!?」状態。

 しかし、せっかく買ったので、読めるところ(つまり、数学に関係のないところ)を読んでいて、このタイトルがとても気に入ってしまいました。映画評を書くときには、ぜひ、このタイトルにしようと心に決めているところです。

 ちなみに、この本、

第一部 英語の論文(?)なにしろ英語なので、論文かどうかさえ、私にはわからない。
第二部 論文から啓蒙書、書評、映画評、詩、短編小説(?)などなど。
第三部 書簡、遺書。
第四部 雑誌への投稿文(?)。
第五部 谷山豊の生涯の概略(杉浦光夫)、著作目録、年譜など。

などからなっています。
とはいうものの、まだ、拾い読みさえ充分にしていない状態です。

 ただ、その少ない拾い読みの中でさえ、けっこう面白いかなと言う記事も少なからずあります。

 遺書に「M.S.」とある、鈴木美佐子さんに関する書簡をさがしたがありませんでした。
 それからタイトルの「或る映画を見てある人がどう考へるかという云ふことについて」で書かれていた映画評は「欲望と云ふ名の電車」についてでした。残念ながら、この映画を見たことがなく、(また、そのためもあるのか)この映画評は、まったくおもしろくありませんでした。
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