絶版について [本]

このブログでも紹介した本の中にも絶版のものは少なくない。
デデキントの「数について」は先に紹介したが、
このような名著さえ、今、普通に本屋では購入できないのだ。

実は図書館では、どんどん本を廃棄して、新しい本を置く場所を確保しようという動きがある。

たしかに、見た目がきたなくなった本は、開架式の図書館で本を探す人は
借りようとしない傾向があるのだろうが、
本は、見た目、本自体の様子よりも、中に書いてあることが大事であり、またすべてである。

どんどん廃棄しようとする考えは、
人類の文化の蓄積を捨てているようなものだと感じる。
今、捨てる文化が脚光をあびている。
しかし、あえて、(金がかかろうとも)、本を保存できる場所をつくって
きちんと保存していくことも大切なことではないのか。

そのような考えから言えば、
国立図書館のデジタル化や、グーグルのデジタル化は
とても意味のあることだと思う。

話はずれたが、経済的な観点から
今、本屋においてある本も、あっという間に絶版になってしまう。
しかたないこと、なのかもしれないが、
「あんなによい本がなぜ」
ということは少なくない。

古本であれば、まだよいが、
古本屋にも見つからない「よい本」は決して少なくない。
なにかうまい制度はできないものだろうか。
(例えば、注文に応じて印刷製本するなど・・・・)

参考として
http://www.fukkan.com/fk/index.html


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