百済観音 [小説]

曽野綾子

新潮文庫「一条の光」より

高校の時、初めて読んで、とにかく感動した。
それ以来、もう何度も読み直している。
しっかりもので自他ともに認める浄法寺さん。
悪い人ではないらしいが、どうにもだらしない光徳寺さん。

人間のおろかさとすばらしさを書いた
まさに「ばかもの」たちの行動。

先日、「ばかもの」という作品を読んで、その浅さにびっくりしたが、
この短編こそまさに「ばかもの「たち」」という言葉がぴったりなのではないか。

だらしのない光徳寺さんの寺から発見された阿弥陀の坐像から始まる物語。
なぜ、こんなすばらしい作品がちっとも有名でないのだろう?

今の高校生くらいの人にも、ぜひ読んでほしい。

あなたは浄法寺さんが好きですか?
それとも光徳寺さんが好きですか?
それとも?
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