夏への扉 [SF]

「たんぽぽ娘」を読んでおもしろかったので、関連のものを見ていたら「夏への扉」はおもしろいということだった。
で、買った。

読みやすい。
だがしかし・・・
そんなに名著というほどのものだろうか。
タイムマシンと冷凍睡眠を使った、タイムマシンもの。
私にとっては「たんぽぽ娘」の方がうんとおもしろかった。

とはいうものの、
家事をする機械のうち、掃除をする道具は
機能がルンバなどの現在の自動掃除機にうり二つで
ルンバ(など)の作成者は、もしかすると、この本を読んで機能を選んでいったのかなと思ってしまった。

うーん。
少女趣味の人には、私が感じた以上の感動を与える本なのかもしれない。

通りすぎた奴 [SF]

眉村卓作。

未来。
各ブロックには2万階以上あるビルが立ち並んでいる。
みんなエレベータを利用して、ビルを上下している。
急行のエレベータは有料である。

最初、400階で見た彼は、見た目浮浪者のようだった。
9500階で見た彼は、「旅人」と呼ばれていた。
その後、冒険家、英雄、聖人と呼ばれるようになった彼を見に、最上階へ。

そこでの彼のとった行動とは?



もうずいぶん前、大林組かどこかが、
自動でどんどんビルを作っていくクレーンを作ったと新聞で見た。
遠くない将来、この「通りすぎた奴」の登ったようなビルができるのかな、と
なぜか妙に、うれしくなった。

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