うめぼし(池田ソメ) [詩]
そりゃ あの時や ナンデガンスヨ
茶の間のガラス戸棚といっしょに
ころげたんでガンス
ガラガラ ガラガラ揺れる拍子に
屋根の上へ ずり出たんでガンス
ずりでる言うても 出られぁしまへんけ
出して貰うたんですよね まあ
神さんか仏さんかに
やれ難儀ややれ痛や
早う息が切れりゃ
参らせてもらえるんじゃにと
梅干を口に入れて貰うたんは
三日目の朝でガンシタ
「この婆さんは 死んでしもうたか
かわいそうに
南無アミダ 南無アミダ」
と わしの顔を撫でんさった
「生きとる 生きとる」言うたら
大きな梅干を
わしの口へ呉れんさった
梅干言うもんは ええもんでガンス
その梅干のおかげでガンシタ
わしは 元気が出ましてなあ
茶の間のガラス戸棚といっしょに
ころげたんでガンス
ガラガラ ガラガラ揺れる拍子に
屋根の上へ ずり出たんでガンス
ずりでる言うても 出られぁしまへんけ
出して貰うたんですよね まあ
神さんか仏さんかに
やれ難儀ややれ痛や
早う息が切れりゃ
参らせてもらえるんじゃにと
梅干を口に入れて貰うたんは
三日目の朝でガンシタ
「この婆さんは 死んでしもうたか
かわいそうに
南無アミダ 南無アミダ」
と わしの顔を撫でんさった
「生きとる 生きとる」言うたら
大きな梅干を
わしの口へ呉れんさった
梅干言うもんは ええもんでガンス
その梅干のおかげでガンシタ
わしは 元気が出ましてなあ
2010-08-15 08:21
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