数学はいつも苦手だった [数学]

アルブレヒト・ボイテルスパッヒャー著 石井志保子訳

訳者がドレスデンで開かれたドイツの数学会の書籍の展示即売で見つけた本書。気に入って、出版社(日本評論社)に交渉して翻訳したらしい。

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次に何が起こるかわかっている。これ以上確かめる必要もなかった。彼女の顔がひきつるだろう、やさいし表情は消えるだろう。教養でかろうじて平静を装うだろう。そして口ごもりながら、「数学はいつも苦手でしたわ」
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数学以外のところはとてもおもしろい。
しかし、数学そのもののところは、なにかものたりなかったり、よくわかりにくかったり。
原因は著者か訳者か読者(私)か。
数学以外の訳を読むと、わかりやすく読みやすいし、もしかして著者?とも思うが、訳者は「原文の文章は感覚的で、ときに非論理的であった」と書いているので、やっぱり著者か???
(まあ、一番は読者(私)でまちがいないという気はするのだが・・・)
ただし、青木薫さんの訳は読んでみたい気がする。

で、数学以外の項目としては
「数学者 彼等は人々にとってなんなのか?」
という章
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数学者の数学
非数学者の数学
数学者は理解されることが恐い?
数学者は何を笑う(笑える)か
内輪のジョーク
数学者図鑑
なぜ数学を?
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がおもしろかった。
なかでも「数学者図鑑」はなんかありそうな話でこの本では一番好きだったかな。
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もっとも短い数学のジョーク
ε<0とする
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なども印象に残った。

また数学の定理ベスト10は
1.e^(iπ)=-1
2.オイラーの多面体定理 E-K+F=2
3.素数は無限にある
4.正則な多面体は5種類しかない
5.π^2/6
6.閉単位円盤上の連続写像は不動点を持つ
7.2乗して2になる有理数は存在しない
8.πは超越数である
9.どんな平面図形でも四色で塗り分けられる
10.4n+1の形をした素数は2つの平方数の和として一意的に表される



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