真夏の方程式 [映画]

映画「真夏の方程式」を見た。
とても後味の悪い映画だった。

最後に駅舎で少年と湯川が話すシーンがあるが、
仮にも数学をきちんと学んでいるはずの物理学者が「問題には必ず答えがある」なんていうはずがない。

以前、「さいえんす?」という東野さんの本を読んだことがあるが、けっこうおもしろかった。
そんな東野さんが、そんなとんでもない言葉を科学者である湯川に語らせるわけがないでしょう。やっぱり。
とすれば、この言葉は映画の脚本家が勝手につけたした言葉なのか。

「容疑者Xの献身」はとってもよかったので、同じ監督(脚本家?)の作品であることが信じられない。

映画の感想を読むと、最後の駅舎のシーンがよかった、というコメントも多かったが、
そもそも「問題には必ず答えがある」なんていう間違った前提から導き出される言葉に真実があるはずがない。

そもそも後味の悪い映画であったが、それ以上に、最後にとても違和感のある言葉が印象に残る映画だった。
というか、何が「方程式」だったの?

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