ゴジラ(2014) [映画]

ゴジラが「怪獣」ではなくて、ただの「大きな動物」に見えてしまう。
もちろん、ハリウッド1作目と比べれば、たしかに本物の(?)ゴジラに近づいた気はするのだが・・・・。

アフリカのサバンナで、象やキリンの群れを見たことがある。
動物園では巨大な生物に見える象やキリンは、大きな自然の中では、ほんとうにちっぽけな「ただの動物」だった。
同様のことはゴジラにも言えて、600mを超すようなタワーがある東京で、たった100mくらいのゴジラは、思うほど巨大な存在ではない気がする。

監督は日本版ゴジラに愛着のある人なのだろう。日本版ゴジラにリスペクトをもって本作を作ったこともよくわかる。
しかし・・・なんですよねえ。
実際に日本で育ち(たいしてゴジラの映画自体は見ていなくても)、ウルトラマンシリーズなどで「怪獣」を見慣れた日本人にとっては、やっぱりこの映画のゴジラは「怪獣」ではなく「大きな動物」でしかないんですよね。
監督には申し訳ないが、これが(日本人ではなかった)監督の限界だったのかもしれない。

ムートーという怪獣(?)がでている。いろんな電波を邪魔したりして、この映画ではまちがいなく「悪役」「敵役」なのだが、夫婦で卵を守ろうとするムートーが一方的に悪者役になっているのは、なんかかわいそうだった。
特に、自分たちの子ども(卵)が焼き殺されるシーンは、「そりゃ、怒って当たり前だ」と感じてしまう。

ストーリーはなんと言っていいのか・・・。
テレビでなんか骨のある話のようにあおっていたが、たいしてそんな思いも感じることはできなかった。

でも、まあ、暴れるゴジラは少し魅力的です。
でも、やっぱり、私たちの「ゴジラ」じゃないんですよね。
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